- SEO業者は、「新しい顧客の調べ方」に対応していない
- 「Google検索で1位」と「AI推奨」は全く別の問題
- SEO業者が「まだ対策を続けろ」と言う理由
- ただし、SEO対策が「完全に不要」になったわけではない
「毎月5万円のSEO対策費を払っているのに、ここ1年は問い合わせが減っています」
こう相談される経営者の方は、本当に多いです。「対策費を払い続けているのに、なぜ効果が落ちているのか」という疑問に対して、多くのSEO業者は「いま対策を強化する必要があります」と、さらなる費用を提案してきます。
ただし、本当の理由は、それとは異なるかもしれません。
SEO業者は、「新しい顧客の調べ方」に対応していない
SEO業者の多くは、以下の戦略で上位表示を目指しています。
- キーワード密度の最適化
- 被リンク数の増加
- サイト速度の改善
- 内部リンク構造の最適化
これらは、すべて「Google検索での順位を上げる」ための対策です。
ところが、顧客の「調べ方」がGoogle検索から「AIへの質問」へとシフトしたら、これらの対策の価値は大幅に減少します。
つまり、SEO業者は相変わらず「Google対策」を続けているのに、顧客は「AI対策」を必要としているという、ズレが生じているのです。
「Google検索で1位」と「AI推奨」は全く別の問題
わかりやすい例を出します。
あなたの会社が「新潟 工務店」というキーワードで、Google検索の1位に表示されているとします。
それでも、ChatGPTに「新潟でおすすめの工務店を教えて」と尋ねたとき、自社の名前が出てこなければ、顧客の最初の接触は発生しません。
なぜなら、顧客の大多数がGoogle検索ではなく、AIへの質問で調べているからです。
つまり、「Google検索での順位」は、もはや「最初の接触」に影響しないのです。
SEO業者が「まだ対策を続けろ」と言う理由
SEO業者としても「Google対策からAI対策へシフトしてください」とは言いたくないでしょう。なぜなら、自分たちの専門分野が「Google対策」だからです。
代わりに、彼らは「キーワード順位の競争が激化している」「さらなる対策が必要」という説明をして、対策費の継続・増加を提案します。
その結果、経営者は「毎月費用を払い続けているのに、問い合わせは減っている」という奇妙な状況を経験することになるのです。
ただし、SEO対策が「完全に不要」になったわけではない
ここで重要な誤解を避ける必要があります。
Google検索が完全に消えるわけではありませんし、Google検索での上位表示も、まだ一定の価値があります。
ただし、その価値は「最初の接触」ではなく「セカンドチェック」になったということです。
つまり、SEO対策は「完全に不要」ではなく、「最優先順位ではなくなった」のです。
では、何に優先的に投資すべきか
経営者が毎月のマーケティング予算を配分する際、以下の優先順位に変わるべきです。
最優先:AEO対策(AIに見つけてもらえる対策)
- 自社の情報をAIが理解できる形で、継続的に発信する
- 初期投資:3ヶ月で50本のコンテンツを作成
- その後:月5~10本程度のコンテンツ継続追加
第2優先:基本的なSEO対策(Google検索への対応)
- サイト速度の改善
- 基本的なキーワード配置
- 既存ページの情報品質向上
第3優先:ブランド・SNS発信
- 認知拡大のためのSNS活動
- ブランドストーリーの発信
この優先順位で予算を配分すれば、より効率的な集客が可能になります。
「毎月5万円」をどう使い直すか
仮に、毎月5万円のSEO対策費を払っている場合、それを以下のようにシフトすることを検討してください。
パターン1:AEO特化
- 毎月3~4本のコンテンツ作成に充当
- 初期3ヶ月で50本のコンテンツを集中製作
パターン2:ハイブリッド
- SEO対策費を月3万円に削減
- 月2万円をAEO対策に充当
どちらを選ぶかは、企業の現在地によって異なります。ただし「SEO対策を続けているだけでは、集客は改善しない」という現実は変わりません。
クライアント企業の実例
グロースコントのクライアント企業で、以下のような変化が報告されています。
企業A:月5万円のSEO対策費 → 月3万円に削減し、月2万円をAEO対策に充当
結果:3ヶ月後、AIの回答に企業Aが出現。その後、問い合わせが月3件増加。
企業B:既存のSEO対策は維持しながら、新たに月4万円でAEO対策を開始
結果:3ヶ月後、AIと検索双方での認識が向上。問い合わせの質が大幅改善。
つまり、「SEO対策を完全にやめる」のではなく、「AIに重点を移す」という戦略で、より効果的な集客が実現するのです。
次の一歩
「うちの会社は、本当にAI対策が必要なのか」を確認することが最初です。
ChatGPTやGeminiに「新潟で〇〇(自社の業種)といえば、どこがおすすめですか?」と尋ねてみてください。
もし自社が出てこなければ、それは「SEO対策がいくら優秀でも、顧客の最初の接触は発生していない」という状態です。
その場合、SEO対策費の一部をAEO対策にシフトすることで、より効率的な集客が可能になります。
まとめ
- 顧客の「調べ方」が「Google検索」から「AIへの質問」へとシフトしたため、SEO対策の価値が相対的に低下しています
- 「Google検索での順位」は、もはや「最初の接触」ではなく「セカンドチェック」の基盤になりました
- SEO対策の継続は必要ですが、優先順位はAEO対策に移るべきです
- 現在のマーケティング予算を「AEO優先」に再配分することで、より効率的な集客が可能になります
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